「12/15国際リニアコライダー設計報告書完成発表会」事前勉強会開催のご案内
ILC戦略会議
先端加速器科学技術推進協議会
報道関係者各位
国際リニアコライダーの国際共同研究を進めている世界の研究者コミュニティは、加速器、測定器の設計報告書を完成させ、12月15日(土)に設計報告書完成発表会を開催する予定です。
完成発表会の開催に先立ち、12月7日(金)に下記の通り「国際リニアコライダー計画」の概要や、その物理研究の内容、計画の社会的インパクト等に関する事前勉強会を開催いたします。
参加を希望される方は、平成24年12月5日(水)午後5時までに先端加速器科学技術推進協議会(AAA)事務局(information@ml.aaa-sentan.org)へEメールにてお申し込み下さい。
記
1. 日 時 平成24年12月7日(金) 15:30~17:00
2. 会 場 秋葉原UDX 6階 CONFERENCE Room E
アクセス方法 http://udx.jp/conference/access.html
地図 http://udx.jp/conference/pdf/UDXConference_map.pdf
(2Fから5Fへの直通エスカレーターをご利用ください)
3. プログラム
(1)解説 「国際リニアコライダー計画について」 山下 了
「ILCを核としたグローバル都市創成」 澤田 潤一
(2) 質疑応答
4. 説明および回答者
- 山下 了 ILC戦略会議議長 / 東京大学准教授 / 先端加速器科学技術推進協議会 大型プロジェクト研究部会長
- 澤田 潤一 日本創成会議 事務総括 / 公益財団法人 日本生産性本部公共政策部長
- 横谷 馨 ILC国際共同設計チームアジアディレクター / 高エネルギー加速器研究機構 名誉教授
5. 背景
ILC(国際リニアコライダー; International Linear Collider)計画は、全長約30kmの直線状の加速器をつくり、現在達成しうる最高エネルギーで電子と陽電子を衝突させる大規模実験です。宇宙初期に迫る高エネルギーの反応を作り出すことによって、宇宙創成の謎、時間と空間の謎、質量の謎に迫ります。
今年7月に「ヒッグス粒子とみられる新粒子の発見」を発表した欧州合同原子核研究機関(CERN)では大型ハドロン衝突型加速器(LHC)が稼働していますが、このLHCの次に実現するべき有力な大型基幹計画として世界中の素粒子物理学者の意見が一致しているのがILC計画です。この計画を進めるために、アジア・欧州・米国の3極の素粒子物理学者による国際共同研究チームが作られ、研究開発が推進されてきました。
今回、加速器の研究開発と、物理研究・測定器開発の結果をまとめた2つの報告書「技術設計報告書(Technical Design Report: TDR)」と「詳細ベースライン設計書(Detailed Baseline Design)」が完成し、上位機関であるILC運営委員会(ILCSC)に提出されます。両報告書は、ILCSCのレビューが行われた後、ひとつの報告書に統合され、来年6月に最終版が完成される予定です。
6. お申し込み先:先端端加速器科学技術推進協議会(AAA)事務局
E-Mail information@ml.aaa-sentan.org
※件名に「12/7事前勉強会 参加希望」と明記の上、貴社名、参加者氏名、連絡先を
お送りください。 (TEL:029-879-6241 )