国際リニアコライダー(ILC)に関する戦略評議会の選考委員によれば、日本の岩手県北上山地に新たな衝突機が建設されるかもしれない。
ILCはスイスで現役の大型アドロンコライダーの後継機となる見込み。どこの国にILCが設置されるかはここ数年で決定されるとされている。
日本は建設候補地として2箇所を推薦した。岩手県の北上山地と福岡・佐賀県境の背振山地である。投票の結果、活断層と大都市から離れていることを理由に、北上山地に軍配が上がった。
ILCは2020年代半ばに建設される予定。もしも日本が建設受入国となった場合、日本 建設費用の半額にあたる78億ドルを拠出する。
フェルミの研究所が位置する米国のイリノイ北部や大型アドロンコライダーのあるジュネーヴも候補地になっている。