ILCの商機探る 県内企業が勉強会

佐賀新聞

 

 

佐賀県内の商工会議所でつくる国際リニアコライダー(ILC)県推進協議会は22日、佐賀市の佐賀商工会議所で県内企業向けの勉強会を開いた。企業関係者は次世代加速器の建設にどのような商機があるのかを探ろうと、積極的に質問した。

建設、製造業の関係者約30人が参加。九州国際重粒子線がんセンターの金澤光隆物理室長が同センターの加速器について「膨大な数の部品が使われており、中小企業が受注している部品もある」と紹介した。

参加者からは「計画が実現したら、工事期間はどうなるのか」「脊振地域のどこに(加速器の)トンネルを通すことになるのか」「どんな部品が使われているのか」などと質問が出ていた。