探査機チーム指揮の川口教授講演

新潟日報
オンリーワン目指そう

小 惑星探査機「はやぶさ」のプロジェクトチームを率いた宇宙科学研究所の川口淳一郎教授が11日、新潟市西区の新潟大学五十嵐キャンパスで講演し た。「『はやぶさ』は世界一ではなく世界初。ナンバーワンよりオンリーワンを目指す姿勢が創造を生む」とプロジェクトの意義を語った。

講演は、最先端の宇宙科学研究を紹介するシンポジウムの一環。学生や家族連れら約200人が参加した。

川口教授は、はやぶさが2010年に小惑星「イトカワ」のサンプルを持ち帰るまでの7年間を振り返り、予算がつかない苦労や燃料切れによるトラブルなど舞台裏のエピソードを紹介した。

また、将来は地球と宇宙を自由に行き来できる時代になるとし、「固定観念にとらわれない」ことの大切さを強調。「やれない理由ではなく、やれる理由を見つけて挑戦してほしい」と参加した若手にエールを送った。

シンポジウムでは、新大自然科学系長の谷本盛光教授や高エネルギー加速器研究機構の鈴木厚人機構長も講演。「ヒッグス粒子」や粒子加速器「リニアコライダー」など、最先端の宇宙科学研究を説明した。