国際実験施設誘致、福岡・佐賀両知事がスイス訪問へ

読売新聞

 

 

宇 宙誕生の謎を調べる素粒子物理学の実験施設「国際リニアコライダー」(ILC)を北部九州の脊振(せふり)山地に誘致するため、福岡県の小川洋知事と佐賀 県の古川康知事が13日、スイス・ジュネーブの欧州合同原子核研究機関(CERN)を訪問することがわかった。海外の研究者に交通網の充実など候補地とし ての優位性をアピールする。

ILCは世界で一つだけ建設する計画で、東北・岩手県の北上山地、スイス、ロシア、アメリカも候補地。日本ではこの夏にも、候補地が一本化される見通しだが、岩手県は先月、CERNに視察団を派遣しており、福岡、佐賀県もトップセールスが必要と判断した。

小川、古川両知事は訪問中、CERNのロルフ・ホイヤー所長やリニアコライダー国際推進組織のリン・エバンス代表らと面会、交通網や住宅など研究者の受け入れ態勢の充実ぶりを訴える。ヒッグス粒子を発見したCERNの巨大加速器も視察する。