ILC推進で議員連盟総会

日テレニュース

東 北の復興を目指して、岩手県が北上山地に誘致を進めている超大型加速器、国際リニアコライダー、いわゆるILCについて、県議会の議員連盟は17日、今 年度初めてとなる総会を開いた。総会では、東北大学客員教授の吉岡正和さんが、ILCの東北誘致に向けた現状と課題について講演した。この中で、吉岡教授 は、スイスにある世界最先端の素粒子研究施設、セルンについて、「岩手は環境が良く似ており、地形、地質、それに社会環境基盤の点から北上山地の花こう岩 質がILCに適している」と述べた。ILC建設をめぐっては、北上山地のほか、福岡県と佐賀県にまたがる脊振(せふり)山地も名乗りを上げていて、ことし 7月に国内候補地が一本化される見通し。岩手県議会は、来月開かれる「北海道・東北6県議会議長会議」で、東北誘致に関する決議案を提案する事にしてい る。