ILC関連技術に理解 一関で企業向けセミナー

岩手日報

超大型加速器・国際リニアコライダー(ILC)の誘致実現へ向けた一関市主催の企業対象セミナーの最終回は25日、市内のホテルで開かれた。市内外の企業関係者ら約80人が参加し、ILC計画の現状や関連技術の応用の可能性に理解を深めた。

東北大研究推進本部の吉岡正和客員教授が講話。病院や学校の整備を含めた外国人受け入れ態勢が重要と指摘した上で、北上山地(北上高地)の立地環境について「欧州合同原子核研究所(CERN)に全く引けをとらない。大いに自信を持って進めてほしい」と強調した。

吉岡客員教授を司会に、高エネルギー加速器研究機構の早野仁司教授ら研究者と、勝部修市長ら官民の代表者が座談会で意見交換。早野教授は、加速器の中枢をなす超電導加速空洞を紹介し「技術開発や加工に企業のアイデアを生かせる可能性がある」と述べた。