ILC誘致へ全力応援 村井宮城県知事「東北復興の象徴に」

河北新報

村井嘉浩知事は25日の定例記者会見で、超大型加速器「国際リニアコライダー(ILC)」の東北誘致について「東北の復興を象徴する施設になる。東北がまとまり、産学官が連携して運動を進めなければならない」と述べ、県として全力で応援する姿勢を示した。
北海道東北地方知事会や東北ILC推進協議会など7団体は26日、連名で政府に要望活動をする。知事会として参加する村井知事は、国内候補地の一本化が今夏に迫ることを踏まえ、「あまり時間がない。力を合わせて国や関係機関に働き掛ける」と意欲をみせた。
福岡、佐賀両県が脊振山地への誘致活動を活発化させていることには「地質学的には東北が適しているという専門家もいる。九州に負けないよう要望活動に努めたい」と話した。
村井知事は年度末に当たって1年を振り返り、「復興計画を作り、真っ白な地図に色づけができるようになった。新年度は将来の復興を考える上で重要な年。スタートダッシュができるようにしたい」と述べた。

岩手への次世代加速器誘致を要望 宮城県知事

共同通信

宮城県の村井嘉浩知事は26日、内閣府を訪れ山本一太科学技術担当相と会談、宇宙の謎の解明を目指す次世代加速器「国際リニアコライダー(ILC)」を、岩手県の北上山地に誘致するよう要望した。

村井知事は「まずは日本に誘致し、東北に光が当たるよう岩手県での建設をお願いする」。山本氏は「安倍内閣として議論している最中で、しっかりと方針を定めた上で検討する」と応じたという。

要望には北海道東北地方知事会や東北市長会、東北経済連合会などの関係団体が参加。 ILCは、約30キロの直線トンネルに加速器を設置。高エネルギーで粒子を衝突させ、宇宙誕生直後の状態を再現する。