住環境整備、合同視察へ 岩手、宮城両県の推進部会が初会合

河北新報

超大型加速器「国際リニアコライダー(ILC)」の誘致を目指す岩手、宮城両県は14日、宮城県庁で担当者による推進部会の初会合を開いた。合同視察会など県境を越えた取り組みを強化することを決めた。定期的に会議を開き、事務レベルの連携を図る。
視察は外国人研究者らの住環境整備の促進が目的で、4月に千葉県内のインターナショナルスクールを訪問する。今春の東北ILC推進協議会総会に達増拓也岩手、村井嘉浩宮城の両知事が出席する方向でも一致。決議文採択などで地元の熱意をアピールする。
推進部会には両県の担当者計4人が出席。岩手県の大平尚首席ILC推進監は「誘致実現には東北一丸となった運動が必要だ。両県がその先頭に立ちたい」と強調した。宮城県の千葉隆政震災復興政策課長は「新潟県を含め北海道、東北地域全体で取り組みたい」と述べた。
ILCは全長31キロの地下トンネルに設置する世界最大の線形加速器で、国際協力で世界に1カ所造る計画。両県などは岩手県南部の北上山地への誘致を推進している。