国際リニアコライダー:県、推進チーム発足 脊振に誘致、強化 /福岡

毎日新聞

素粒子分野の国際研究施設「国際リニアコライダー(ILC)」の脊振山地(福岡、佐賀県境)への誘致活動を強化しようと県は13日、推進プロジェクトチームを発足させた。

ILC は長さ30キロの地下トンネルで、電子と陽電子を光速近くまで加速して衝突させ、発生する素粒子 を測定・解析する次世代加速器。建設費8300億円、経済効果は1兆円超に上ると試算され、海外でも米国、ロシアなどで誘致に向けた動きがある。国内では 岩手県北上地域も誘致活動を始めており、今夏にも国内候補地が一本化されるという。

13日は小川洋知事が商工、総務、企画・地域振興など 8部局の職員20人に辞令を交付し「ILC計画を 誘致できれば九州が人類の進歩、世界の基礎科学の発展に貢献することができる。ぜひとも実現してほしい」と訓示。チーム初会合では候補地を評価する学界、 研究者への働きかけや県民の機運づくりに向け国内外へ情報発信する方針が確認された。