ILC誘致に向けて特設コーナー 富士町

佐賀新聞

官 民挙げた誘致運動が熱を帯びる国際リニアコライダー(ILC)への理解を広げようと、佐賀市富士町の市立図書館分館に関連図書を集めた特設コーナーが 開設された。候補地の脊振山地に誘致が実現すれば、研究用の地下トンネルが通る可能性もある同町で、住民の関心を高める狙い。

市や経済団体 などでつくる「ILC佐賀市推進協議会」(井田出海会長)が設置。量子力学の入門書など約30冊をそろえた。「難解な量子力学や相対性理論 が、携帯電話など身近な機器に使われていることを知ってもらい、ILCへの理解も深めてほしい」と協議会事務局の池田剛さん(57)。今後、資料を拡充し 講演会なども開く予定。

ILCは海抜約100メートルに地下トンネルを掘り、電子と陽電子を正面衝突させ、宇宙の起源に迫る研究施設。建設や設置費には約8000億円が必要とされ、国内では脊振山地と岩手県の北上山地の2カ所が候補地となっている。