宇宙の謎、加速器で解明-ILC国際チーム、「リニアコライダー」推進へ新組織

日刊工業新聞

  宇宙の謎解明などにつながる大型加速器「国際リニアコライダー(ILC)」の実現を目指す国際チームは、計画 の推進や調整を行う新組織「リニアコライダー・コラボレーション(LCC)」を発足させた。ILC建設に向けた研究やコストの試算、各国政府への働きかけ などを進める。2015年をめどに建設地を選定し、国際合意を経て建設に着手する計画。
ILCは地下に設置した長さ約31キロメートルの直線トンネルの中で光速にした電子と陽電子をぶつけ、そこで生じる素粒子を検出器でとらえて測定する装 置。現状では日本での建設が有力視されている。日本で建設する場合のコストは約8300億円で、ここに人件費や準備費が上乗せされる。着工から完成まで 10年ほどかかる見通し。
日本の候補地は東北・北上山地と九州・脊振(せふり)山地で、現在、地質調査を進めている。結果をもとに6月から夏までの間に一本化する。

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