ILC誘致目指し北上山地の環境調査へ 13年度県事業

岩手日報

 県は、超大型加速器・国際リニアコライダー(ILC)の北上山地(北上高地)への誘致を目指し、環境アセスメントの基礎資料となる建設予定地周辺の環境調査に乗り出す方針を固めた。ILC関連産業に地場企業が新規参入するための戦略ビジョンも策定。今夏にも予定する研究者による国内候補地の一本化を見据え、本県立地を想定した具体的な環境整備を進め、運動を加速させる。関連経費約3500万円を盛り込んだ2013年度一般会計当初予算案を県議会2月定例会に提案する見通しだ。

 環境調査は、奥州市江刺区から一関市室根町までの地下トンネルルートにある地上掘削口周辺で行われ、主に猛禽(もうきん)類などの希少動植物に与える影響がないかどうか調べる。

 環境アセスメントは国際機関であるILCが建設計画決定後に行うことが想定されているが、日本誘致に向けた政府間協議を円滑に進めるためにも、適地性アピールの材料として地元主体で事前調査を行う。13年度初めに着手する予定だ。