ILC誘致へ意見交換 九経連佐賀地域委

佐賀新聞

九州経済連合会(会長・松尾新吾九州電力相談役)の佐賀地域委員会(委員長・陣内芳博佐賀銀行頭取)が佐賀市内で開かれ、宇宙の謎解明を目指す巨大実験施設「国際リニアコライダー(ILC)」を核にした国際研究教育特区構想について意見交換した。

構想は佐賀、福岡両県や九州大学、佐賀大学、九経連などが策定。脊振山地への誘致を想定し、都市整備や波及効果などをまとめた。

策定に関わった佐賀大大学院の三島伸雄准教授が構想を紹介。研究者やスタッフら1万人が集まるため、施設や社会基盤整備、保険や年金の扱いなど、国際間 調整の必要性を指摘した上で、課題として地域の国際化による受け入れ体制の準備などを挙げた。「今夏にも研究者サイドで国内候補地が絞り込まれる。誘致へ 向けて産学官での組織の設置などが必要」と強調した。

意見交換では「佐賀、福岡で足並みをそろえて取り組むべき」などの意見が出され、松尾会長は「近々、推進協議会を立ち上げて、総力を挙げて取り組むという姿勢を示したい」と答えた。