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ILC戦略会議とは

ILC戦略会議は、2012年5月に発足した国際リニアコライダー(ILC)の推進について、高エネルギー物理研究コミュニティの計画推進の方向性、方策案などを議論・検討し実施していくための組織です。

 

高エネルギー物理学は、加速器で作る高エネルギー粒子の衝突反応を詳しく調べて、究極の物質構造、基本的相互作用、時空の構造を研究する研究分野です。この分野の実験には、大規模な研究施設が必要となります。そのため、高エネルギー物理の研究者は、物理的な意義をコミュニティ全体で議論し、コミュニティの総意として優先すべき物理研究の焦点、そのために推進すべきプロジェクトを検討し、提言・提案しています。その母体となっているのが「高エネルギー物理学研究者会議(JAHEP)」です。ILC戦略会議は、JAHEPの活動をとりまとめている「高エネルギー委員会」の議論から誕生しました。

 

ILCの科学・技術に関する研究開発は、国際協力で推進されています。日本国内の活動は、これまでは、高エネルギー加速器研究機構(KEK)が中心となって加速器開発を、国内の大学が連携して物理・測定器研究を推進してきました。今後は、ILC戦略会議において、リニアコライダー計画のグローバルプロジェクトとしての実現に向けた推進の方向性、方策を議論し、科学・技術的な面での研究開発を進める世界の研究者とともに計画を実現すべく、さらに多方面の観点から推進していきます。